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2016年5月31日 (火)

<番外編> 一人のファンとして

事の始まりは本厚木のジャズクラブ「Cabin」での大西順子の引退コンサートだった。

その時のことを村上春樹が雑誌「考える人」の特集・人を動かすスピーチの号に書いている。

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当日の演奏が全て終了し、大西さんが引退宣言をした直後に「オレは反対だ!」と

みんなの前で立ち上がって叫んだのが小澤征爾さんだった。

観客もびっくりしただろうけど、当の大西順子がいちばん驚いただろう。

結局その後で小澤さんと大西さんの会談が始まり、予定していた「お疲れさま打ち上げ」

どころではなくなってしまったらしい。

それ以後小澤さんの説得が続き、ついに北風と太陽の話みたいに

大西順子のサイトウキネン松本への出演が決まった。

この動画だとしっかりまとまった演奏になっているけど、実は前日まで大変だったらしい。

大西さんは演奏しながら自由自在にリズムを変えていく。 

しかもリハーサルで同じフレーズは二度と弾かない。 

リハーサルを聴いた村上春樹氏も「大丈夫かな、これ?」と思ったという。

リハーサル後の楽屋で小澤さんは「大西さん、やるたびに違うことを弾いてるんだもの。

オケが入る呼吸を掴むのがすごく難しいんだ。気が抜けない。うーん、これ、

うまくいくかなあ・・・」 と憔悴していたそうです

その結果の本番が、上の動画。

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その後、大西さんはサイトウキネンフェスティバル(現・セイジオザワ松本)に関わり続け

若いジャズピアニストの養成まで引き受けることになった。 小澤さん、凄いです。

今年もチケットを入手した。まだ3ヶ月先だが今から楽しみ。。。

プログラムは、オネゲル:交響曲第3番「典礼風」とブラームス:交響曲第4番ホ短調

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